MT4で利用できるEAは近年ではさまざまな方法でプロテクトがかけられています。一番基本的なプロテクトは、ex4ファイルによるプロテクトです。10年以上前はex4ファイルをmq4ファイルにデコンパイルして、中のソースを見ることができましたが現在ではデコンパイルはほぼ不可能です。EAのロジックは貴重な財産です。それをプロテクトもなしに公開してしまうと、中身が盗まれ模倣品が転売されたり、勝手にいろいろなところで使われてしまったりします。実際デコンパイルができていた時代は、デコンパイル用の無料ソフトなどが出回っていたようです。

さらにプロテクトを強固にするには、EAのソースコードに手を加えるという方法があります。これはEAにパスワードをかけたり、口座縛りをかけたりするものです。パスワード縛り単体ではパスワードの流出の危険性もあるため、口座縛りと掛け合わせると更に強固なプロテクトとなります。有効期限をソースコードに組み込み利用できる期間を限定してしまうというやり方もあります。これはお試しのEAなどに多いやり方で、有効期限を超えるとEAの稼働自体が自動的に止まるようになっています。しっかりと何重にもプロテクトかけることでより強固にEAを守ることができるのです。