MT4のEAのポートフォリオ組み方

MT4のEAを複数稼働させるときはポートフォリオの組み方が重要です。今回はEAのポートフォリオの組み方のポイントを解説します。

▷EA同士の相関性が低いことが基本
相関性が高い、つまり似たようなEAを複数動かすと、同じタイミングで損失を出す可能性が高まります。そのためポートフォリオの組み方の基本はそれぞれのEAの相関性が低いことです。

▷通貨ペア
通貨ペアの選び方にも注意が必要です。相関性が高い通貨ペアを選ぶと、通貨の動きが似てきます。たとえば豪ドル/円とNZドル/円などです。また全部のEAをUSドル/円、EUR/USドルなどドル関連に絞るのもおすすめできません。

▷異なるロジック
MT4のEAには、トレンドフォロー、ブレイク、スキャルピング、ナンピンなどさまざまなトレード手法があります。同じロジックのEAを組み合わせると、損失が重なる可能性が高まります。異なるロジックのEAを組み合わせることで、相関性を下げ、異なるタイミングで利益を得ることができます。

また為替相場の大半はレンジ相場です。トレンド相場の方が利益は大きい傾向にあるので、
トレンド相場で稼ぐEAに目が行きがちです。しかしレンジ相場でもしっかり稼げるEAを組み合わせれば、どの相場でも利益を出せるようになります。

▷異なるポジション保有時間
EAによってポジションを保有する長さも変わってきます。スキャルピングであれば、非常に短時間でトレードが完結しますが、スイングトレードだとポジションを保有する期間は数日から数週間と長期間に渡ります。

▷組み合わせるEAの数
あまりに多くのEAを組み込んでも管理しきれなくなります。3種類程度で動かすか、証拠金に余裕があるのであれば、5~7種類程度がおすすめです。

MT4のEAのポートフォリオの組み方をしっかり理解して、安定した利益を得られるようにしましょう。

関連記事

TOP